PROFILE
佐々木明美 Akemi Sasaki
美命プロデューサー/デザイナー

私は長いこと、本や雑誌をつくる仕事をしていました。
陶器ショップや陶器市巡りをするのが好きでしたが、
次第に欲しい器に出会えなくなり、それなら自分でつくってしまおう! 
と思ったのがきっかけですが、その裏側には、人生このままでいい? 
と、揺れに揺れ動いた女心(?)が大きく影響していたのも事実です。

私は土をこねません。絵付けもしません。
生地は窯元さんにつくってもらい、絵は絵師に書いてもらいます。
手を直接施さない代わりに、コンセプトやテーマを考え、
デザインし、それを伝え形にして、美命の器はつくられます。

それぞれのプロたちの「得意」を活かして器をつくる…
実はこの方法、本や雑誌をつくるやり方とまったく同じです。
それなら私でも器をつくることができる!と始めたのが
2004年のことでした。

私にとって、美命は娘のような存在です。
お客さまにご購入いただく時、心の中では、
「お嫁にもらっていただきありがとうございます」
とつぶやいています。
嫁ぐことができた喜びと同時に感じるほんの少しの寂しさ…
そんな心持ちで器づくりをしていくことを、
私は大切にしたいと思っています。